2011.1.8握手会

●たかみな
何故たかみなを買ったのかこの時の心境を思いだせないが、AKBを好きになったのなら一度挨拶しに行かなければならない人だとその時は思った(確か)。父親かよ。父親なんである。ところで、たかみなはちっちゃい。自明の通り、ちっちゃい。前の常連さんに対するリアクションが異様に乙女である。ドタバタ、テトテト。そんな音が聞こえてきそうだった。おかしなリボン。古典なリアクション。後ろでみていて、なんならたかみなこそ最上の萌漫画キャラじゃないかと思った。

私「レコ大残念だったけどパフォーマンス最高でした。私のなかでは最優秀賞でした。」
たかみな「あーりーがーとおうございますうう」深いお辞儀。
私「今年も応援させてくださいね」
たかみな「今年が勝負なんでね、頑張りますね」
私「末永くよろしく!」
たかみな「(頷いて)末永く!」
手をふりながらF.O

まあ、たかみなだったよね。コロボックルだった。<今年が勝負>の言葉がすぐに出てきて、こりゃあ常に意識しているんだろうか。すごいな。と思う。(本当は映画で敦子とちゅーしてるとこ(ヘビロテメイキング)写ってるみたいだけどどうなのよ?と聞こうとして、なんていう質問だよと思い変更しました。)


まゆゆ
まゆゆは折り返して並んでいて、チラ見したら元気がないように思えたんだけどあれがノーマルだという話は聞いていたので、常連との絡みで握手をしてあげないよーという感じで手をそらしていたの見て、こういう子か!と感じをつかみながら並んでいた。

向かい合って早々どうみても二次元のような生気のなさを感じたのだけど、
私「サンホラの話しにきたよ」の一言で着火。目の色が変わった。
まゆゆ「お゛ー!?」←思えばここから壊れはじめてる
私「おうー!?」
まゆゆ「『Märchen』(サンホラの最新アルバム)で何が好きですか?」
私「古井戸と磔刑かな(略称)」
まゆゆ「あーいいですねぇ。白雪ちゃんかわいすぎませんか?」
私「かわいい!」←ここらへんではがし
まゆゆ「私は「薔薇の塔で眠る姫君(正式名称)」が好きすぎて×△■○△×◆が好きすぎて(早口で聞きとれず)ごにょごにょ…」
あ、<まゆゆ壊れた>と思った。何かのスイッチを押してしまったかのようにまゆゆはよどみなく喋り始めた。手を離してくれない!離してもこっちをみてずっと喋り続けている!まゆゆ!君と話がしたいんですけどね!もう時間がないんです!あなたが小さくなっていくんです!
私「ま、またくるよ!(本当はもう来ない)」


遠ざかっているのに喋り続けるまゆゆをみて、収集がつかなくてつい吐いてしまった嘘に後悔をしながら、壊れた機械のように喋り続けるまゆゆと反比例して遠ざかっていく目前の映像を反芻すると、なんともシュールで、しかしそれが逆にまゆゆを堪能したような気さえした。楽しかった。まゆゆは本当に健やかに悲惨な子であった。おそらくサンホラの話をする人が少ないのだろう、か?朝イチだったので本日一発目だったの、か?ダムが決壊するほどのフラストレーションか!という勢いだった。まあそりゃそうだと思う。まゆゆとは一番趣味が被りそうなのでもし次行ってもそういう話になってしまう気がする。良くも悪くも。でもまゆゆが楽しそうならそれで良い。


思いだしたのだけど、まゆゆは私の前3人連続で咳払いをして手で咳を防いでいたので、その手にはまゆゆ型ウイルスが飛び散っているなおい、私その手いただきまゆゆしてるなおいと完全にアウトなことをいま書いていて思ったけどそれはここだけにしまっておこう…健やかに悲惨な子よ…



●りえちゃん
あの熱いまなざしを忘れない。あんなにしっかりアイドルと見つめあったのは初めてだった。

北原列は私が並んだ3人の中では一番長かった。10:30に並びだして握手したのが10:45受付終了ギリギリくらいだった。まず私が気になったのは北原さんが“腕まくり”をしていたことだ。彼女の腕まくりは言うまでもなく本気の証であるので、気合い入ってるのかなと思った。次に気になったのは北原さんは落ち着いて突っ込みをキメているなと思ったこと。人に合わすように華麗にひとりひとり話のタイプを変えられる人なんだと思った。恐らく北原さんをみればみるほど、この列の長さの秘訣はどんどん出てくる。そう思った。北原さんに近づくに連れて小柄なんだと思い知る。と言っても私と同じ身長なのに、異様に顔が小さいのと、大人しめな印象のためか想像よりも小柄に感じた。

北原さんにはちょっと怖かったんだけど思いきって51のリアルのことを伝えた。
「里英ちゃんが不安に感じる分も私たちが応援して埋めて見せるから安心して飛び出しってってください」みたいなこと言うと、あついまなざしで見ていてくれた。おまけに手のひらは滾る熱さがあり、マジにマジで返してくれるのが北原さんの流儀で、しっかり目をみて「ありがとうございますうううう」眉毛がハの字になった。可愛い。そして帰り際に「も〜いい人すぎるやろ!」と突っ込まれて、ノックアウト。何をおっしゃる。それはあなたです。というかそんなつっこみをアイドルがするものなんだと私には衝撃だった。衝撃的な可愛さだった。衝撃的な出会いだった。