9月11日(日)「フライングゲット」個別握手会

行ってきました。
ツイッターと重複するかもしれませんが色々とまとめてみたいと思います。


まず人が多かった。それはもう本当に。電車乗車率からしてちょっと怪しいなという気がしていたのですが、会場について朝なのに人がいっぱい。ひえー列作ってる。折り返してる。人の多さになんだか心配になっていつもは様子をみて並ぶ1部もすぐに里英ちゃんから並び始めました。


●北原さん
里英ちゃんはいつみても可愛い。その可愛さにほっとします。ここのところメンバーの体調(心調?)不良が続いたけれど、あれだけ忙しそうな里英ちゃんに具合悪そうな感じはまるでない。タフさに感嘆する。それは意外にも大きなことです。心配要素を極限まで取り除くということは結構大変なことだと思います。そして毎度のことながら私のこのドキドキをまずなんとかしたい。結局いつもどんな話題が喜んでもらえるのかはよくわからなくって逡巡してます。時にすごいのをぶっこんでくる時もあって里英ちゃんは本当によくわからないのです。でも握手の里英ちゃんはそこが魅力かもしれないなーと前回あたりから思いはじめて、またちょっと新たな一面としておもしろくなってきました。相変わらず目をしっかりみて話してくれますから緊張がテッペンとって朝からMAXテカテカ。


●永尾さん
続いて並んだ永尾さんの列もまた折り返していました。そして永尾さんは新しい風だった。そこに風は吹いていた。まりやぎしゃんには今更だけど桜の木になろうが良かった話をしたんです。彼女はゆるーい雰囲気の中から無理することなくぱぁっと笑うのです。その時八重歯がキリッとみえて非常に愛くるしい。そして最後に彼女は言うのです。「ま、た、ね〜」。この、またねが半端ないです。たぶん今回の誰のひとことより印象深い。まったっね〜の言い方がすごい。たった3文字なのに。文字で表現できないし、私が再現することもできない。永尾さんから発してもらわないと表現できない3文字です。何度思い返しても可愛い。


●萌乃ちゃん
2部からもっと人が増えてめちゃくちゃ並んでいました。萌乃ちゃんに私の名前を告げて昔からあまり好きじゃないんだというと、なんで〜?イマドキじゃない?いいじゃんいいじゃんと言われて、いや萌乃ちゃんも…とリアクション返したところでお時間でした。いつもながら、いやいつも以上に萌乃ちゃんはおっとりしていてそして美少女でした。とってもかわいい笑顔です。気だるい言葉尻が萌乃ちゃんの可愛さを何倍にも増すし、考えように寄っちゃ萌乃ちゃんはだいぶフランクですよね。自然と萌乃ちゃんワールドに引き込まれます。


●なぁな
なぁなのレーンを探しに行ったとき初めてなんだこの格差社会!と思いました。レーンが縦になってる。それはさておき、なぁなの列も途切れることなく並んでいました。前のヲタと話してる姿をお兄ちゃんに甘えてるみたいだなーって思ってみてました。なぁなには7月1日のRESET公演に入れてそこで輝きまくってたことを伝えると本当にうれしそうでした。まりやぎさんの落ち着きをたたえた笑顔とは違って、やったー!という感じです。なんなら\(^o^)/これですね。こんな感じです。基本的に無邪気でした。モバメいっぱい送るね?といった時は年相応な甘えん坊の顔でした。無邪気だけど礼儀正しくそしてやっぱり甘えんぼうが顔を出すのが可愛かったです。なぁなはきっともっと列が伸びると思います。


●小木曽さん
小木ちゃんの列も並んでました。小木ちゃんは机の端から端まで使って握手をするひとりですね。私の端から端メンバーといえば秦佐和子さんなのですけど、色々お話を伺うとSKEのみなさんは結構多いみたいですね。K?新公演楽しみにしていていいですか?と聞いたら、それまでちいさな表面積いっぱいにたたえた華やかでニコヤカな表情が一気に真摯なものになって、力強く「期待して下さい」と言ってくれました。その切り替えにハッとしました。彼女の新公演にかける自負と闘志をみた気がして目が離せなくなりました。必ず何かで観ますから待っておりますよ。あとやっぱり真近で聞いても素敵な声でしたよ。


●すみれちゃん
劇場でみるのとまた違ったオーラがありました。劇場はアイドルオーラがはんぱないことになっていて、存在感がすごいのでザ・アイドルって感じがしていました。あれはそう、ハロプロ勢に感じるオーラとよく似ているかもしれません。握手会でのすみれちゃんはよい意味で気だるいメンだと思いますが、その自然体な感じとすみれちゃんしか着れないお洋服を纏った立ち姿は変な話ですが、ちょっとかっこよいかもと思ってしまいました。あんなに可愛い子が何一つ作らない様子がなんか潔くてカッコよかったのです。舞台のキラキラとは違う魅力でした。でもかっこいい以上に本当に人形みたいに可愛かった。


●まつりな
最後にまつりな先生です。前回行った時には途切れることもあった列ですが、今回は列途切れず。同レーンがきんちゃんなことも気になりました。色々聞きたいことはあったのですが、ふと、気になってしょうもなくなったので、アイドル好きなまつりな先生のAKB推しメンを聞いてみました。「りなちゃんのAKBの推しメンって誰なんですか?」「えっとね色々いる…」「みんなはなしですよ!」「うん、みんなはないよ!」(既にみんなはないの言い回しが気になる)「こじはる、さんとぉ…」(あ、やっぱり)「小森さん」(!!!小森!!!)それは2つの意味で模範回答でした。嫌味のない美少女キャラとしての模範とブラックボックスキャラとしての模範。掛け合わせればモンスターが出来る。その「推し」というのは一体何なのか、先生のアイドル観としてなのか、売れセンを分かって意識しているのか。先生、金ちゃんをどう思ってる?まさかライバル視?と先生の答えを発端に色々気になり出してしまいました。とにかく、まつりな先生×小森は最もみたい取り合わせのひとつとなることは必然。あと前の人が3枚だししてあだ名を付けてもらってたんですが、その様子が一人ボケツッコミで完全にまつりな先生の独壇場。後ろでみてて噴き出さない方が無理なやつでした。ある意味完璧なTVサイズアイドルなのが、まつりな先生。生誕祭の最後にかましたひとボケは前から狙ってたのか聞いたら「あれは明音ちゃんが言ってきたので…何かやらなきゃと思って…」(!!!) いやいやいや、ちゅりがまとめようとしたら貴方が急に飛び出してきたんですよ?あんな風に予期もしないところから省みず泥臭く!あまりのことにポカーンとしてしまい、後から不敵な笑みがこみあげてくる私がいました。いや、こんなふうにまつりな先生の突飛なところを報告しましたが、その全て包むまつりな先生はひたすらにキラッと透明感があって、美しいんです。近くで見るとAKB上位メンに負けない華やかさがあるくらいに。そんな子が会場の一番端でひっそりと、けれど確かに奮闘している。そりゃ、この花の名前はなんていうんだよ、図鑑に載せようよ、となるってものです。そしてそういう子は先生以外にも沢山いる。まつりな先生と話すと突っ込み検定を受けてる気分です。あの人の面白さが、可愛さが、もっと多くの人へ届いたらいいなぁ。それはもうちょっとしたすすり泣きの願いに近いもの。私はまつりな先生とならアイドルとヲタクの適切な距離をはかれそうです。先生はTVショースターなんです。



今回行って、当然のことなんですが、改めてなんちゃんたちがいないってことを実感しました。そこにいない。レーンに名前がない。グッズもない。話題にあがらない。こわかったです。でもいないってやっぱり良くのみこめない部分もあって、本当にいないのかなって往生際悪く思っているままでした。山崎まさよしの歌じゃないですが、やはりどっかに探してしまう、のは否めない訳でスクリーンに映る過去映像はその最もたるものでした。集中できていなかったと思います。今までのように心がきゅーんと鳴ることはなかった。唯一近しいものとすれば、ぱるるの背中を見た時です。永尾さんに並んでいる時、正直に言ってぱるるの列は途切れていました。その時彼女の背中が見えたのですが、向かいのみおりんを一点にみつめて微動だにしないのです。そのタイミングでみおりんをみつめていたかどうかは分からないのですが(しかしみおりんを見ていたという話はモバメでしていました)、目線はまっすぐ、手をつくことも足を組み直すことも頭を振ることもなく、直立して動かないぱるる。その背中が自分の深いところに刺さりました。あれが美少女の立ち姿。いまにもどこかにいってしまいそうな美少女の背中に息を飲んだ瞬間。



今回の握手会は何か違ってしまった握手会でした。個人的な問題は置いて、色々と最低限を見誤る人達が増えた握手会に残念ながらなってしまったこと。公式から握手会の定義めいた言葉も出てきて、メンバーからは誰かが言わなきゃどうにもならないとばかりの発言がぽろぽろと零れました。一目会ってそれでうれしい気持ちを持ち帰れないのは人の欲でしょうか。もしかして握手した後、誰とも話さず直帰したらこんなことにはならないのでは。ヲタ同士でわいわい言うためにヒートアップしてしまうとしたら、それは良くある言葉ですが、手段が目的になっている。握手会はこのまま誰かに何かを見せつけたいという自己顕示欲の交歓会になってしまうのでしょうか。互いに諌める事のない波状な繋がりは加速度を増すばかりです。それは街中でみかけて写メを撮る野次馬となんら変わりないではないか。なんだか身内ノリの両面をみているよう。そして自分が最初に個別に参加した時のことを思い出します。私は握手したまま直帰してずっとまどろんでいました。あの時の感情をどこにやったのでしょうか。注意されるような行為をしていなかったとしても、麻痺しているのは私にも十分あてはまることでした。たのしくありたいです。わたしは、情報じゃなくて感性を大切にしたい。