2/17(日) Berryz工房コンサートツアー2013春 〜Berryzマンション入居者募集中!@ハーモニーホール座間 14:00

評判が良かったこともあるけれど、一番は思い立ったこと。元々さくら学院@吉祥寺の予定があったけど、それを譲っても行きたいと思ったのはなんかの運命の導きだと思う。友人を連れて観に行った。そのタイミングでしかないことがある。ピンチをチャンスにかえる始まりなのだと思った。行って良かった。本当に。友人は肩を落としかけていた。





※ネタバレ注意※






































ベリーズマンション9階。最上階はクラブだという9F建てのマンションから徐々に降りてくるらしい構成。冒頭VTR終わり。セット真ん中に設置されたのがエレベーターだと気付くのは、そこからベリが出てきてからのこと。


アジセレの訳が分からない感が素晴らしい。一発でこの怪しいマンションへ迂闊に足を踏み入れた恐怖心とそれを勝る好奇心で胸が高まる。辛気臭さ皆無でそれは時にバブリーと称されるのかもしれないけれど、発展途上なアジアを視野に入れている彼女達には全く浮いた様子もないし、ベリが何故その世界観を展開できるのかについてはこれから2時間かけて説き伏せられることになる。そのままパーティは続くのかと思いきや2曲目で早速この連中はすごいのかもしれないという気にさせられる。あななし。いきなり生々しい女の生態が押し寄せてくる。20代を踏み出した彼女達のタイムリーな叫びにも似た欲望が聞こえた気がして、なんかますます怪しい。MCも短めで依然正体がつかめぬままそそくさとその生臭い雰囲気をぶっ壊してくる「すっちゃかめっちゃか〜」。マジだと思ったでしょ〜完全にギャグでした〜しんずれいしましたのフリつけなのに歌詞は妙に本当を歌っているからもう勘弁してほしい。そのムードをスパッときって「Mythology〜愛のアルバム〜」から今度は宇宙とかスケールのでかい愛を歌いはじめる。だけど愛は一人の過去や健気さやほんのちょっとの勇気と必ず繋がっているんだよ、と歌っているこの曲のロマンティックさに涙があふれてしまう。泣いてばっかの週末どうしようもねえな。おっさんだから勘弁しておくれ姉さん。そうだ。姉さんって感じだ。ベリーズは余裕がある。歌や踊りもパフォーマンスというものじゃなくて、ミュージカルって感じなんだ。歌や踊りがないとつまらないでしょう?って言われているみたい。最初から最後までそんな気がした。そのままダンスマンワークスに流れるのも最高。ここからベリの中でも女の情念深い曲(彼女達の表現だと大人っぽい曲?)が続く。新曲はまたもタイのカバー曲なんだけど、これがまた怪しいクールさを放っている。梨沙子がサビで乱発する「めんちゃい」が耳についてしょうがない。可愛すぎる。語感で遊んでいる曲って最高に可愛いから大好き。ソロコーナーはじまって千奈美茉麻のユニット曲。明るい雰囲気にあてられてスルーっと聴いていたし、手を繋ぐ二人の長閑な雰囲気に癒されタイムを満喫する気満々だったのに、サビ頭の「やっぱり赤いバラをください」というフレーズに止まった。女の子がのどかなはずがない。この二人が歌うからまた思うところがある。そこから雅ちゃんとキャプと茉麻千奈美のソロ。千奈美ってすごくいいなと思った。歌うと夕陽が生まれる。朝焼けかもしれない。オレンジの光がばあーーっと広がる。2Fだったから本当に綺麗で余計に沁みた。舞台に腰かけた千奈美に「のぞみしゃん(by シュガースポット)」を思い出した。ショートになって「持って生まれた雰囲気(by塩田泰造氏)」が増したようにもみえた。あたり一面を包むオレンジいいなとても。


寸劇MCではマンションの管理人さんももちが箒をもって登場。昨日からベリーズ工房のライブが始まったみたいで私も行ったのよ、座間って妙に遠いのよね、タクシーって距離でもないし…と座間への愛を感じる発言をしていると、とことこと梨沙子登場。褒められると調子乗るのよ、今日もリハでソロ曲のキーが高いけどうまく歌えたわけよ…と話す梨沙子に「天才だもんね!」とももち。その後やっぱり外して…と話はじめると「雑音になった?」とももち。いや「声がひっくり返って…」「なんだひっくり返っただけか」とももち。梨沙子は結局調子乗るから褒められすぎるのはよくないと話していると「でもりーちゃん天才だもんね!」ももちーー!攻めたおして梨沙子退散。続いてキャプ画伯登場。宇宙人らしきなにかと女の子らしきなにかが描かれたスケッチブックをみせてきて放ったももちの一言「どっちが宇宙人?」。片方の女の子らしき何かはキャプ本人だったらしく、ももち「あなたもうちょっと可愛いから自信持って!足の位置おかしいし(完全なるがに股を描いている)」目の付け所がSHARPだね、ももち。ももちが真ん中のEVではけていく途中から曲のイントロがかかり、バラバラの衣装きたベリがぶわっと出てくる時の迫力ったらない。なんでもない日々から飛び出してきたキャラクター!やっぱりベリはミュージカル。「思い出」やばい。フリはノリノリなんだけど、これしょっちゅう自分がバカみたいと思うゆえノッてる場合じゃない涙必須。「WANT!」かっこいい。熊井ちゃん美しすぎる。神聖なるペンタグラムの薄緑のドレスに似ている。熊井ちゃん熊井ちゃんー!「恋いとしき季節」は「メイクが決まらない日は出かけたくないけど 自分が思っているよりどうでもいいのかも それでも綺麗になりたい 手を抜きたくない」のフレーズをキャプ→梨沙子雅ちゃんが三角形の配置で順繰りにスポットライト浴びて歌う出だしからもうぐっとくる。その三人ね。その三人なのよ。「大人には」なんかあんまり意識したことなかったけど、ギターでも弾けたらうんらたかんたらいい曲。「思い出」とか特にそう思うけど、女性のこのような言い分を男性はどう思うのかひとしきり思いをめぐらせます。共感できるならどういう心理。私はこのあたりのベリが好き。「まっすぐな私」は1フレーズずつ同じ順番に歌うのが良いよね。梨沙子の「ママを〜」の発音綺麗だねホント。ビッグなママだね。


熊井インポッシブルとかいうマニアックコーナーのお題は「抹茶との出会いについて2分間」だったけど、客が沸くごとに「ん?なにが?なに?」とマイペースに時間を稼ぐ熊井ちゃんがとてもかわいい。昔は抹茶嫌いだったけど、いつからか甘すぎるものが無理になって、それから抹茶の絶妙なバランスに良さを覚えたって話だった。最後にオススメの抹茶製品の説明がもらったからよく分かんないんですけど浅草のなんかクランチの〜と雑すぎてあとは探してくださいと投げた宇治大使様、来週には山のように届いているよ大使様。それからハロプロ研修生コーナーで今日の朝ごはんは「さけるチーズ」と自己紹介したはまちゃん。後のMCで熊井ちゃんが浜浦ちゃん食べなきゃだめだよ〜私はおもち3個食べたよ〜と言ってたけど、なんか矢島さんぽかった。時々熊井ちゃんと矢島さんがシンクロするのほほんとした雰囲気がある。あれ好き。


ここからお揃いの衣装で第二フェーズがはじまる。個別の衣装を着ている時は個々の事情を抱えた女の子達が愛や恋や夢やさみしさやりきれなさについて歌っているけど、実は全員揃うと正義のヒーローだったんです!というような感じのかなりハードなメドレーがスタート。どの曲も1フレーズずつテンポよく飛ばしていく。「引き返せないぜ流星ボーイ」と歌った時にハッとする。この道は引き返せないのだ。運命共同体なのだ。誰かのマネはしないのさ。アイドルってマジたくましい。ああそう嗣永さんと雅ちゃんが下手の方でふざけてまわってる歌が一曲あったと思うけど何の曲か思い出せない。アンコールのダダ風衣装めっちゃかわいい。梨沙子のマウスゥ!。最後のMC。梨沙子は曲ごとに髪型を変えているから注目してねって話。梨沙子の髪型待ちです。それかっちょいいだろ。雅ちゃんは女子たちも大きい声ありがとーとかあの人さらっとしすぎて笑う。


「メガネジェレンメェ〜ン」だとか「ドンガラガッシャン」だとか「めんちゃい〜」とか梨沙子に歌わすフレーズが本当に頼もしい。音が生き生きする。ベリって肩の力抜けているんだけど、ダレてるわけじゃなくて、むしろかっこよくて楽し気。温度感に相違がないからだろうと思う。誰も浮かない。そういう意味で揃ってる。競争なく個性を認め合っている感じがする。あんたはそう楽しむなら私はこう楽しむけどそっちはどうよ?そんな投げかけをステージ中にみているよう。早くて難しいテンポに流れつつも適当に感動させてきて参る。ああ、この人たち説教臭さを嫌うからかな。だからつんちゃんがあんまりそういう曲をかかないし、本人達もあまりマジにならないのかもしれない。気持ち良くなる感情の込め方のツボが分かってるのか、歌詞が急にズコンと入ってくる。だから皆言うと思うけど、帰って聴くCD音源の違和感は半端ない。℃-uteにもCD音源の違和感は言えることだけど、℃-uteはやっぱりステージが真面目。律儀さは魅力。でもベリとの違いは確かにわかった。ベリは始終気持ちよい感じの歌を気持ち良い感じに歌って踊る。たしかに全力全霊が持て囃される今の流行じゃない。ベリみたいなのあんま受けない。昔の娘。(黄金期〜藤本さん在籍時まで)に私がみていた姿も近いけどやっぱりダンスマン因子なのかな。肩の力が抜けて、とにかくおっきな愛で許してしまう包容力。人生観とかたいそうなものではないと思うけど、踊る阿呆だけどただのバカじゃない。って言える説得力はなかなか20歳そこらで得られないと思う。ベリかっけーっす。オイラばっか不っ幸じゃない。不幸に思わないでいられるのはどうしてなの?ベリのような自信が今のアイドル達には必要だよ。その答えはライブにある。楽しくてヤバかった。また行く。行きたい。週末のダンスパーティなんて浮ついた文化……超好きです。I need Berryz!!




ほんのちょっと 勇気出して
I LOVE YOU
夢があるから
越えていけるさ
健気に生きる人生


愛が星を創る
幾千年かかろうとしても
愛がそのすべてを
背負いこんで未来に運ぶ
FOREVER LOVE
僕らのMythology


愛が一つになる
たとえ過去は消えないとしても
愛がそのすべてを
包みこんで未来を照らす
FOREVER LOVE
僕らのMythology








■セットリスト
VTR
01. アジアン セレブレイション
02. あなたなしでは生きてゆけない
MC
03. すっちゃかめっちゃか〜
04. Mythology〜愛のアルバム〜
05. シャイニングパワー
06. I like a picnic(新曲)
07. なんだかんだで良い感じ!/徳永・須藤
MC
08. 真っ白いあの雲/夏焼
09. スプリンター!/清水
10. あいたいけど・・・/徳永
11. さぼり/須藤
寸劇MC
12. 思い出
13. WANT!
13. 男前/嗣永・熊井
14. 恋 いとしき季節/清水・夏焼・菅谷
15. 大人にはなりたくない 早く大人になりたい
16. まっすぐな私
MC熊井
17. 素肌ピチピチ/ハロプロ研修生
18.メドレ−
   〜ジリリキテル→胸さわぎスカーレット流星ボーイ恋の呪縛→愛の弾丸→ヒロインなろうか!→ライバル→本気ボンバー!〜
19. かっちょ良い歌
20. 一丁目ロック!
21. 友情 純情 oh 青春
EC
22. 雄叫びボーイ WAO!
MC
23. cha cha SING