「日比谷野音90周年記念事業 Hello!Project 野音プレミアムLIVE 〜外フェス〜 supported by Hellosmile」15:00回

Berryz工房、11月29日に武道館公演決定。



ベリ武道館の発表の時に観た景色を私見たっぷり忘備録的に回顧します。(前後関係がやや曖昧です)

それはベリーズ出番の時、久しぶりに、と言って℃を呼び込み、はじまった超HSのイントロで事件は起こった。音がブツンと切れて、つんちゃんが「音止めてまで出てきましたよ」と登場した。カミテ端のマイちゃんは直ぐに矢島さんと手を繋ぐ。つんちゃんはさっそく武道館にまつわるブログ上でのベリキュー茶番劇の指摘を開始した。ライバルをネタにして、いじるつんちゃんにヲタは沸き、舞台上のベリキューは居心地が悪そうというか、なんだか気恥ずかしそうな顔をする。萎縮する中で誰よりレスが早かったのは、岡井ちゃん。「つんくさんあの歌で出てこないんですか?」と岡井さんがサプライズ発表の時に小出しにするつんくカバーの不在を嘆くと、少しずつ場が和む。つんちゃんは「緊張感が足りません」とか言って、軽くピリっとするベリキュー。そのまま出演者について、研修生はインフォが足りなかったな、スマは(MC)から回ってんな、岡井の(MC)は「いつやるの?」って言わないと「今でしょ」て言えないからな、光井、可愛い。俺、声がらがらと公開ダメ出し。


℃の武道館のアナウンスをして、今度はベリに向き合う。やりたいじゃなくて、来てもらわないといけないんですよ、武道館を本当にやりたいのかと幾度か迫るつんちゃん。どこかしおらしいベリに「やるだけなら誰でもできます」という言葉が場を制す。℃は既に決まってて余裕なんちゃう?超HSなんか歌えるかと思ってるんちゃう?みたいにふっかけると、一斉にいえいえそんなことないですポーズで揃う℃。つんちゃんからベリーズが本当にやりたいのなら、埋めてください。11月29日いいつんく♂の日にベリーズの武道館が発表される。なんじゃその日と崩れ落ちる会場。埋まらないならシャ乱Qがやっちゃいますからねとか言って嘘だかホントだかわからないトーンも絡めつつ話を締めにかかり、まぁこんな感じで超HS歌って頂きましょう、とやや投げっぱでハケる。委ねたつんちゃんはベリキュー信用してんだなと思った。


発表後、キャプもみやも梨沙子も涙目。「佐紀ちゃんかわいい」と言ったのは多分はしっこにいた気遣いのマイマイ。キャプはまあさ(だったかな)の肩にもたれて心を落ち着かせていたようだった。その間、場を繋いだのはつんちゃんがいた舞台センターのすぐ隣にいた、岡井さん。マイちゃんが「えw岡井さんが仕切るんですかw」とこんな時もいつものように思うままつっこみ、怯むことなくスパっと前に出た岡井さんの、ベリキュー共にできて嬉しいよ、一生武道館はできないかもと思ったこともあったけど決まったね埋めようね、というような明るさがふたたび場を和ませる。限られた時間でも、同士が落ち着くまで待つことが愛のよう。どの言葉よりその姿こそ茶番劇の答えだったように思う。


曲が始まった超HSではキャプに駆け寄り、覗き込むマイちゃんがやさしかった。みやと目を合わせる愛理。ももちを羽交い締める舞美ちゃん。とかいつもの組み合わせも不思議な感じがした。「夢を見たんだよ」と℃が、「真っ直ぐ信じているのに」とベリが、かけあい始まる『超HAPPY SONG』はいつだってベリキューのための歌だった。「世界一あんなに大きな夢があるし」だから、ハピネス。曲の力はすごい。笑顔の一曲はおめでとうを噛み締めるには十分過ぎた。ジワジワと沁みていく。そういえば全体ラストだったか、さゆが再度祝福を告げたベリの武道館決定に、誰よりも高く腕をあげて拍手していたのは舞美ちゃんだった。




今回のフェスで娘。以外は新曲初披露が続いた。
初っ端、研修生の新曲をみて思ったのは、モベキスは押し出し式じゃなくて、JJを筆頭に研修生でもう一つのモベキスみたいなものを作る気かもしれないと思った。まるでAll For Oneみたいな最大幸福の歌を、曇りなき眼で歌う研修生のステージ。そんなハロプロの姿をすんなり受け入れる未来がよぎった。ただ未来だけが明るい。

スマ、ベリ、℃それぞれの新曲は、テーマが一貫していて驚いた。自分のこだわりの中で溺れる女たちの歌。℃の「抱きあうだけが答え」みたいな歌詞、ベリは「花は水をやらないと枯れる」「本能を照らせ」みたいな梨沙子パートの歌詞が響いた。℃は愛理メインでもってきがちの静かになるサビで、マイちゃん→岡井ちゃん→愛理でしめられたところに新しい風を感じざるおえない。それからAかBの頭に変なブレイクっていうかタメがある。確か舞美ちゃんと愛理のパートだった。それが難しそうだけどクセになりそうで、もっと聴きたい。衣装はまたもお腹を出している衣装。緑のサテンっぽい生地で胸のところに金色の飾りが下がっている。なんとなくじゃまくさい。冒頭では向かい合うやじすずがいた記憶がある。アダムとイブのワードは℃をどう彩るのだろう。まだ、想像つかず。

一発で惹かれてしまったスマの曲がすごい好み。めいめいとかななんが絡み合ってはじまる冒頭。真っ白なスーツの衣装にいつもより濃い眉で揃えるスマ。Aメロでは少女時代のような足を強調したフリがある。長い手足が華やか。髪を切っためいめいが素晴らしい。前髪がなんかあれだけど素晴らしい。なんだかスマが完成間近でおそろしい。ミュージカルのようなフリもあり、幾度もみたい気にさせる、すごく気になる。

娘。は小田さくらちゃんがオデコを出していた。それからだんだんとオーラのようなものを感じ、この前みた時はすごく小さい印象を受けたけど、なんだかそれももう違っているのかもしれないと思った。何かの曲で急に動きすぎるくらいシャキシャキ動き出す生田にびっくりした。石田さんのダレなさ、ピタッとした静止には今日も感心する。笑顔の少ない曲で表現を拘束してしまうようなかっこいい娘。の曲はいつまでも続くのだろうか。ひとつの世界観を作り上げる美しさも感じるが、あまりにみんな規律正しい顔をしていると思った。それはさゆでさえも。リゾナントには少し若さも感じる。ここいるは適正年齢かもしれない。娘。の曲は本当に難しいんだなと改めて思った。

最後の全員参加のLOVEマシーンでは、宮本佳林ちゃんと、中島早貴さんのエビバディバディバディ、ザイナマイッ!が目に飛び込んできてとんでもない。あと、ハローキティさんがタイトでベロアなドレスみたいなものを着て、我が目を惑わす。最後の「Loveマシーン」は工藤ちゃんなわけだけど、狭い場位置をくぐってひょいと出てきて、覗きこまれたキティにおびえる様子がかわいかった。


ベリは曲の力が強い。℃は曲の力が弱い。ベリキューに改めて感じたこと。それを試行錯誤するベリキューがおもしろいなと思う。今日のライブが協賛を重視したものであったことや、各グループの持ち時間も少なかったので、すべてよかったなぁとは思わないけれど、外でみるハロプロは爽快。痛快。一層楽しい。最後に少しだけ降雨して、さゆが「さすが矢島ちゃん」と言った時、マイちゃんがずっとやじにちょっかいしてたなぁとか思いながら今日は夢をみる。今は℃の目を通してみてみればいいのではないかなと℃ヲタは思うことにした。長いことやっていても、あまりに地味な活動をしていたような気がして、可能性まだまだ無限大なんでは、と思わせるのがベリキュー。だから大きいところでみてみたい。それから判断しても遅くない。今の率直な気持ち。Berryz武道館おめでとう!