僕たちは戦わない

昨日の夜、リアルタイムで旅少女を観た。メディア露出も高く鼻からチームAを目指せと過剰な期待をかけられた黄金期9期は「5年経って役職を手にし、AKBを背負う存在になったね」「あの時からそういう風に育ててくれたスタッフさんに感謝している」と自ら口にしたのは、当時誰よりも自覚の薄かったぱるるだった。

同期を思ったら辞めるなんて考えがつかないと啖呵きる姿は変わったのではなく、あの時からずっと覚悟したままなのだと、その気高さに恐れ入った。優しすぎる子は潰されてしまう。ならば私は優しくなんてしない。そんなふうにもみえた。

毒を以て毒を制すように、棘でもっていばらの道を歩む覚悟を決めたのは、横山さんがいたからなんだということも。横山さんがぱるると話しますと自宅に連れ込んだあの夜が今に続いていることに鉛を飲んだように重い気持ちになると同時に果てしなく眩しい。

SKEに移籍した鈴蘭と大場さんがここでやることがあるからAKBには戻れないと言うと、「AKBで入ったのだからAKBに帰ってきなよ」というたったひとつのシンプルな答えでもって当たり前のような顔して待っている人。島崎遥。

9期とはさておき、二人は未だに和解しないままなのだなと思った。ひとり道を分かつやさしい彼女が、画面と対峙してその言葉ひとつひとつ間に受けてしまったとしても、何万のメディアを相手にするセンターの影響力でもって掘り起こして傷つけるよりはマシと、あなたを思ってのことでしょう。

 

 

「そんなこともわからないなら要らない」と今にも言い出しそうな顔している人。
私はいまも都合の良いように受け取る亡霊です。
バカをみるほどにやさしい彼女とその彼女を慕っていたあなたのことが好きだからです。
 
 

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たった一つのボタン掛け違えていがみあった

今日までの不幸、許し合おうよ