ハロプロ楽曲大賞2016
■楽曲部門
兎に角、いつどんな時も、このトラックがかかるたびに総毛立った。児玉雨子さんの歌詞は現時点たぶんどのグループよりもアンジュルムにハマっている。雨子さんとあやちょがハマっているともいえるのかもしれない。"生きている醍醐味" まさにこの曲を聴いて感じることです。
カントリー・ガールズ 「ブギウギLOVE」 2016 WINTER [HD 1080p]
ステレオタイプなかわいさだけで終わらない反逆を感じた。それがハロプロっぽい。このあと「どーだっていいの」へ繋がることを含めて、楽曲をシリーズとしてとらえているようなのもハロプロぽくて私はとても好きです。あなたのことをマリアと呼んでいる人はまだまだいますよ。帰ってきてほしい。
カントリー・ガールズ『どーだっていいの』(Country Girls [I Don’t Really Care]) (Promotion Edit)
3位 独り占め/つばきファクトリー
つばきファクトリー『独り占め』(Camellia Factory [Keeping You All to Myself]) (MV)
デビュー前のつばきに文句なくこれから10年戦える曲をつんくさんがくれたことがエモすぎ。まだ歌いこなせていないメンバーがこの曲を育てていくまでハロヲタをやめられないじゃないか。
2位 人生はSTEP!/℃-ute
℃-uteを本当の意味で大人にしてしまった曲。
3年前、Queen of J-POPと称した武道館ツアーをやった時はでかいことをぶちかましてどこか鼻で笑われていたこともあったのかもしれないけれど、℃-uteはなんのてらいもなく上り詰めたと思った。奇しくもつんく楽曲ではない、この曲で。
1位 Summer Wind/℃-ute
℃-ute『Summer Wind』(℃-ute[Summer Wind]) (Promotion Edit)
つんく節が久々に℃-uteにはまった曲。音がとても少ないことでメンバーのリズムや情感ある声色が際立つ新しいの夏の名曲。ベリーズが夏女の役割をずっとやってきたけれど、こういう形で℃-uteに最後の夏が回ってきたことが感慨深い。優美なようで、ところどころ激しく髪を振り乱す狂気のようなものも感じる。「笑顔とため息 どっちも私よ」ということを音のない中サビに入る前に置きにくるところはホラー。
次点
アップアップガールズ(仮)/君という仮説
アップアップガールズ(仮)『君という仮説』(UP UP GIRLS kakko KARI) (MV)
アプガらしくひとつの頂点をとったあの舞台に、この曲があってよかった。
こぶしファクトリー/辛夷の花
こぶしファクトリー『辛夷の花』(Magnolia Factory[The Kobushi Magnolia Flower]) (MV)
この方向性を歓迎するのはハロヲタだけだと思う。良くも悪くも流行りに左右されないエバーグリーンなおまえらとハローを愛す。
モーニング娘。'16/そうじゃない
モーニング娘。'16『そうじゃない』(MORNING MUSUME ‘16[I’m Not Like That])(Promotion Edit)
2016年、牧野真莉愛、元年。
■MV部門
モーニング娘。'15『冷たい風と片思い』(Morning Musume。'15[The Cold Wind and Lonely Love]) (Promotion Edit)
観始めて観終るまで一言も発せないハローのMVに初めて出会った。夏先生ではないが、これは何かの光線が瞳の奥底から出ている。そういう人はやっぱりあまり存在しないものと改めて思った。見惚れるとか美しいとかで表現したくはなくて、凍えるほど淋しい。感情の一番強い表現にも思える「寂しさ」。わびとさび。締め付けられる。
2位 ソラシド ~ねえねえ~/Buono!
色んな人があなたたちを待ってました!ブランクを全く感じさせない3人の雰囲気!ビジュアル!なによりハーモニー!若さやフレッシュさでもなくて、共に過ごした時間でもなくて、統一感もないのに、そこに三人が居ればたちまち始まるでっかいでっかい夢の時間。三人は他ならぬ「夢」を歌っている。だから愛理が「忘れないで」と歌ったあとに画面がハレーションを起こすのもうなづける。あと忘れがちなことだけれど、桃ちゃんは恐ろしく美人です。
1位 Dream Road ~心が躍り出してる~/Juice=Juice
Juice=Juice『Dream Road~心が躍り出してる~』(Juice=Juice[Dream Road 〜My Heart is Dancing〜])(Promotion Edit)
誰を切り取っても素晴らしい。曲以上に曲を深いところまで理解している5人が織り成す集大成。カット割りを含めて音にハマっていて、ありのまま美しくすっと胸に落ちてくる。通して聴けば自ずとループする楽曲構成もあいまって、美しい以上に繰り返し聞くことで生まれる意味深な魔力がある。それをオーラと呼ぶのかもしれない。武道館公演も素晴らしくふと振り返れば胎動繰り返す昨今、Juice=Juiceが知らず知らずハロプロ再興への基盤をつくっていた年なんだろうなと思った。
■推しメン部門
リーダーが居たからつんくさんが退陣してもハロプロはどうにかブレなかった。感謝してもし尽くせない。これからも応援しています。