11月12日(土)「風は吹いている」個別握手会

概観:はがしがゆるい


●1部
石田晴香

私「髪切ってからはるきゃんに初めて会うけど、
  とってもかっこいいですね」
は「えーほんとに?ありがとう!」
「すみれちゃんと最近仲良く…」
「最近…?」
「いやいやずっとだよね」
「うん。ずっとだよ〜!」


毎度1部に行っているのだけど、この日はテンション高かった。文面で伝わらないけど高かった。あはは〜って感じだった。はるきゃん素でかっこいい。どうしよう。この世にいてくれてありがとう。


竹内美宥×2】

列が途切れることもちらほら。レーンに入って、目の前にその姿を捉えてびっくり。髪切ってる…!

モバメでもずっと短くしようか、1年半くらいかけて伸ばしたからどうしようか〜と結構悩んでいた様子だった。公演で短くまとめた髪で出演して、反応を伺っていたくらいだから、試行錯誤しての、決断。その決断直後にお目にかかれたのがありがとうだったし、なんだかもう可愛いとは安易に呼べないくらい大人びていて美しかった。余韻に浸る暇もなく、西武ドームでの全国握手を除くと初めての個別で対面。


私「髪切ったんだね!とっても似合ってます」
み「ホントですか〜。どうですか?長いのとどっちがいいですか?」
私「どちらも似合っているけれど、私は短い方が好きですよ」


そのあと美宥ちゃんの歌がAKBで一番好きだしヒグラシやオーマイダーリン、ソファー毎日聴いてますと告げることができたのはよかった。美宥ちゃんはありがとうもそこそこに「あ、じゃあもっと頑張って色々歌うね」と言ってたのがリトルモンスターやと思った。美宥ちゃんに立ち止まる時はないのか。おいちゃん君の将来を見届けるまでいきたい。

美宥ちゃんに僕の太陽の見どころをきくと「ユニット(ヒグラシノコイ)かな」と言ってた。剥がされかけて最後に「Lay downカッコよくて素敵です」と言った時「頑張ってる」と目を細めて放った美宥ちゃんは、よろしく哀愁をたたえた、渋みさえあるかっこよさだった。

あごのラインで髪を切り揃えた美宥ちゃんは中性的でうつくしかった。舞踏家とか、そういった芸術家の香りがした。見蕩れた。やっぱり美宥ちゃんには良い意味でアイドルオーラというものがない。役者さんや芸術家さんの鋭さ。アイドルのいじられる隙がない。かわいらしさ子供っぽさはあっても、その魅力の端々に研ぎ澄まされたナイフがちらつく。



島田晴香

なんかもふもふしてるー!もふもふ黒いのつけてるー!足元ふりふりしてるー!…かわいい。


私「9日の公演すごくよかったです」
し「え〜ほんと〜?」
「横山さんきたんだよね」
「(うん、と頷く)」
「竹内先輩とかよかったよ?」
「あ〜!ら〜びゅ竹内先輩〜♪」


振り付きでしまちゃんが小指を差し出してくれたので思わず指切りげんまんいやいやいや、でも思わず同じフリをしてしまった。まつりな先生と一緒に『会いたかった』をフリした以来2度目。そのあいらしさ。しまちゃんのサービス精神はあたたかいね。ひだまりみたいだよ。


私「リクエストアワードなに歌いたいですか?」
し「ミニスカートだけど…私たちかどうかわからない…」
私「でもいれる!」


泣いた。しまちゃんの思い入れって何だろう。
そこまで先は聞かないで胸の中にしまっておこう。



島崎遥香

びっくりした。ぱるるの横姿、薄い。なんだろう、危ないくらいとっても薄い。割と体のラインがわかる服を召していたからかもしれないけれど、比喩じゃなく折れるし吹き飛ぶんじゃないかと思った。おまけにとっても手がちいさい。目が鋭い。現実味が薄い。この体でビバ!ハリケーンとかそんなこんなわけでとか風は吹いているとか踊ってるのなんか改めてすごいなと思った。


私「髪切ったぱるるさんすごくきれいですね」
ぱ「わあ、ありがとー」
「キキララっぽいか…な…?」
「え〜そうかなー、どこがぁー!?」


えっとぱるるさんノリツッコミなの…かな…私はそう受け取ってしまったけど、それは「今夜は帰らない」できいたようなノリだったよ。しかし、美しすぎて黙るとはこういうことかと思った。ぱるるさんを前に言葉をはぎ取られたみたいになってしまう。目をずっとみているとなんかすんなりもってかれそうで、ちょっと大変だった。思ってた以上に鋭い目をしてる。きれいな瞳。



小林茉里奈×2】

まりんちゃんは7/1のRESETを観たとき、偶然出演していて、その時の動きに北原さんイズムを感じた。アクセントのつけ方がTHE・アイドルだなと思って、そこからより注目して追うようになった。モバメが長文で構成もよく考えていて、文章力があるのだと思う。メンバーのエピソードも多く、読みごたえがあって私は好きです。あとスマヲタなのでカスッた妙な親近感が…。


私「はじめまして」
ま「はじめまして」
「モバメ面白いです」
「本当ですか。やった〜」
「『I&YOU&〜』好きなんだよね?」
「そうそう」
「私もー」
「えー!いいよねぇ」
「ね!あと柏木さんもきっと好きだから、訊いてみるといいよ」
「えー!じゃあ言ってみる「私好きなんです〜」って(イエイイエイ!してた)」


セルフシミュレーションきゃっわ。イエイイエイってしてるまりんちゃんは可愛くて、その姿がみょーにハマっててアイドル適職だなって思った。まりんちゃんすっごくよく喋ってくれる。丁寧。


「公演中よくアイコンタクトしてるよね」
「そうそう。それを大切にしてるの」
「そこがすっごくいいね!」
「(親指をたててナイス!みたいなポーズを一緒に)」
「あと最近大人っぽくなりましたよね。そんなこんなわけでとかとっても」
「ほんとですか?ありがとうございます!」
「すてきですよ? あ、リクエストアワードは何を!」
「ハイスクールデイズ!」


アイコンタクト大事にしてるよね〜いいよね〜。ハイスクールデイズきたきた。やっぱり。



藤田奈那

私「夕陽のマリアちゃんと楽しそうにしてるとこ…」
な「あはははははは」
「…がすきあはははは」


つられて笑った。なぁな、すごく楽しそうなんだもん。


私「夕陽どんどんよくなってるよね?好きです」
な「わぁ本当に〜?」
「うん。とってもあったかい感じする。シンガポールも頑張ってね」
「はい!頑張ります!」


なぁなと握手して感じたのは母性より父性?体反らすくらいわははははと笑う感じはスカッとして気持ちいいね。心当たりを笑いで表現する人好きだよ。あと列に人がいなくなるとすぐ後ろの田野ちゃんにちょっかいかけてたよね。…なんだぁ、すきじゃん!



●2部
永尾まりや


私「9日の公演めっちゃ笑顔だったけど横山さんきたの関係ある?」
ま「ん〜(←笑いこらえるみたいな表情がかわいい)」
「それは関係ないか!」
「あ〜でも意識したかも〜?横山いるなぁって」


関係ないよーって答えるかと思った。誘導尋問みたいになってしまったけど、永尾さん違うときは違うっていう印象があるので、やっぱり横山さんがいることはそれなり関係があったのかもしれません。真相は闇の中!ぼくらは蚊帳の外!永尾さんの『デジャビュ』がすごい好きなので、そのことを剥がしながら伝えて「わあ〜!」っていう永尾さんにまた出会った。素敵だった。去り際もやっぱり可愛い永尾さん。


お昼から帰ってきてぱるるさんのレーンに並んでいた時、正面スクリーンが黒く落ちて、反響するアナウンス。とがさきさんの登場で場内ざわつく。マイクが反響しすぎて何を言っているのかうまく聞き取れない。謹慎がどうとか。…話したいことがある?会場にきている…?


みなるんだ。


距離が遠かった。赤い服を着たちいさな姿しかみえない。スクリーンに映し出されて顔は確認したけれど、化粧が薄くて血色がよくないな、くらいの印象で他はよくわからなかった。それでもすぐそこに大場さんがいる、ってのが変な感じだったし、でもやっぱりいるだけでわなわな来た。これは憤りじゃなくて嬉しさだって思えた、今はもう。大場さんがとつとつと話し始める。はっきり聞き取れないけれど、内容はだいたい予想のつくものだった。ただ「正直辞めようかとも思った」と話す時に声が震えていた。呼吸音。私はその時、ぱるるさんのレーンに並んでいたけれど、周りの4レーンは軒並み茶番に慣れた様子だった。拍手をする人もしない人もいた。静観している人も声をかける人もいた。色々いた。私がその時思ったことはひとつ。ただいてくれればそれでいいよ。きみまで居なくならないでくれれば、それで。

発表があって、バックに下がった4メンは、15分くらいしてレーンに戻ってきた(この時、みなるんのいたSKEレーン前と4レーンはほぼ端と端で、会いに行っていた?とヲタがざわざわ話しだす)。みおりんと美宥ちゃんが一緒に手を繋ぎながら出て来て、押し問答みたいに離れたくなさそうにしていた。結局ぽーんとして2人は離れたけど、その時のみおりんをみて、あぁ、お姉さんなんだなと思った。



●3部
島崎遥香×2】

そんなことがあっても握手会は再開する。それとこれとが関係あるのか、どうかわからないくらい淡々と進む列。順番がきて話しはじめて朝との違いを感じた。公演のここがいいね、という話をしたけど、ぱるるさんはすーっとしてた。でも気が気でなかったのはどうみても私で、そのまますーっと何かが通り過ぎていくのを待つしかなかった。ぱるるさんはいつも通りだったんだろう。すべては私のイメージの中でのこと。冷静でいよう、としてもほんとに冷静とは違う。握手は軽い挨拶だけど、思った以上に繊細なあいさつ。



横山由依

レーンから出て移動して息を付けた。多少落ち着いた。横山さんの3部いつもスムーズだけどなんで。


私「僕の太陽観たんだよね」
ゆ「はい(急に真顔。多分みなるんのこと言及されると思った?)」
「永尾さんめっちゃ笑顔じゃなかった?」
「ん、あぁ〜」
「さっき永尾さんに聞いたら横山さん居るのわかったって」
「ていうかリハから観ててんけどな〜(破顔)」
「そういうことか!」
「そういうこと〜(ニャンチュウな笑顔)」


笑顔で入って真顔になって破顔したから、普通にドキっとした。横山さんの言葉以上の、可愛い以上の何か。表情からたくさんみえる何か。きっとそこにみんな魅了されるんだろうなって思った。横山さんは構えも美しいのよね。



●4部
小嶋陽菜

レーンに並ぶだけでドキドキした。


私「ハロプロ好きなんですけど」
こ「そうなんですか〜?」
「最近もハロプロ聴きますか」
「昔のなら〜」
「いつくらいの?」
「んー2000年くらい」


小嶋さん天使。思ってたより小さかった。すぐに芸能人の方がこんな照明もままならない粗末なコンクリート会場にいていいんですか、という思いが押し寄せる。天使っぷりをかみしめる。あとはぶれない回答に一人で嬉しくなる。



島田晴香

最後をしまちゃんでしめたかった。みなるんのこと、訊くか訊かないかやめよか迷う!をずっとひとりでぐるぐるして、キリがなくなったのでもう並ぶことにした。


私「あえて言おう、私はしまちゃんとみなるんのコンビが大好きだ!」
し「ホント〜!(声がでかい)」
「だからすべてまるっと心配無用だ」
「やったー!(声がでかい)」


やった〜といいつつ腕を振り上げるしまちゃん。ゴーゴーいくんだしまちゃん。ふつうに滑ってる感じの私だったけど、そんな時も楽しくいてくれるしまちゃん。心配無用って無責任を吐いたけど、口からするっとでてしまった。不用意だった。そう思った矢先にやった〜!としていた、しまちゃんの無垢な瞳を忘れない。無理をさせてしまってないか過ぎって、そんなたいしたことだったろうか、と思い直す。みなるんはそんなに何かしたんだっけ。


帰りにぼんやり思った。みなるんがあの握手会場にいる有象無象の感情をもろに受けていく罰なんだと思うと怖ろしくなった。茶番の中心に据えられる恥ずかしさも、握手時間を止められて迷惑そうにするヲタの当て付けも、居なくなってしまった人の希望も。そんな有象無象。晒しというくっそ重いやつ。チーム4に「戻して頂いて」も、いつ、わだかまりなくチーム4になれるか、自分が認められるかなんて誰も分からない。それでも覚悟をしましたという意味であそこに立った。と、いうことだけ受け取れば充分じゃないのかなぁ〜もうと思った。「謹慎」「反省」「謝罪」「オトシマエ」…様式美はときどき仰々しくてうっとおしい。少しだけ無碍なことを言えば、もしかして1人じゃないのかな、と浮かんだ私のゆらめきは、そのあとお会いした方の口からもこぼれて、果てなく救われた。ひとりで抱えていいことあるか。言えてるか。気付かれてるか。残り火は三日月の瞳の中か。その夜に届いたモバメ。みなるんの進退を考えて、幾度かの夜を過ごしていたしまちゃんが、ひと安心したのなら、あの「ホント〜!やったー!」を私はそのまま受け取る。友がいれば、愛があれば、なんとかなるよ。ひとりきりじゃないってラッキーだ。